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2007年8月の記事

2007.08.20

東京・フルート      そして岐阜

   さて、いつものようにコメントを書こうと思いますが、いつものようなコメントか、いつもと違うコメントか。書き始めないと想像がつきません。どこから書いたら良いのか、今こうして書きながら糸口を探っています。後ろでは、洗濯機の音と扇風機の音がしています。今、10:07

『第13回 本フルートコンベンション2007 TOKYO』
『第1回ワールドフルートコングレス』

これが今回私が参加して来た催しです。主催は日本フルート協会。おおよそ二年に1回、様々な地域で行われています。何年か前に名古屋でも開催しました。今回の会場は東京藝術大学音楽学部と上野学園大学、その近辺ホール、お寺などなど。上野の文化財を使い尽くした形のコンベンションでした。8月16日〜19日。四日間、足とお尻、気がつくと痛くて・・・でも、気付かないほど充実して。初日コンクール、この事は最後に。始まりはヨーロッパ現代音楽。もう、圧倒されて疲れていた私に、火をつけて下さった名古屋K.O先生。「一番前で聞こう!前列で!」 「えぇ・・・」 ただ付いてゆく私。!!!、すごい! 現代音楽は十二音階を超えた音の組み合わせで成り立っています。たとえば、この日の演目の一つの演奏では、フルートの筒にわざわざ鉄の棒を差し込んで、抜いたり、入れたりして演奏します。単純に考えても音程がどんどん変わります。子供のおもちゃにもあったような。目の前で聞きました。先生が一言「この水準の音楽は名古屋では聞く事が出来ないね。TOKYOじゃないと」。目が開きました。 夜はウェルカムガラコンサート。このコンベンション、全国のフルーティストがプロ、アマ問わず集結。最終日、実行委員長言わく、のべ二千人のフルーティストが集結したと言っておられました。そんな私達へのコンサート。いつもの演奏内容とはまったく違います。奏者銘々がフルート吹きに聞かせたい、などなど、思いの詰まったコンサートが繰り広げられ、いよいよ夢の中へと入ってゆきました。さて、今回はずっと一人ホテルで過ごし、当初眠れるかと心配をしていましたが、荷物をほどくのがやっとで、夢も見ず、夜は過ぎてゆきました。二日目、朝から名古屋笛の会のメンバーとして、フルートオーケストラへ参加。(フルートオーケストラの説明は、今回は基本フルートのみのアンサンブルとしておきます。)上野公園内、旧奏楽堂で演奏。全て木造、戦後?前?頃建てられた、由緒正しい文化財。響きを考慮しつくしていないホールは、もちろん今のホールよりずっと劣っています。しかし、歴史の重みを否が応でも感じるこのステージで演奏できた事は、喜び以外何ものでもないです。その後、同じステージ上では各地のフルートオーケストラが演奏され、私の母校、名古屋芸術大学の後輩達の演奏。上手い。ああ、こんな奏者がいる大学を私は卒業したんだ・・・と噛み締め、力を分けてもらいました。  このコンベンション、同じ時間帯同時に、様々なフルートに関するイベントが行われています。テーマの違う演奏会、公開レッスン、ある作曲者についての講義、音楽学、各部門のコンクール、そして、各フルートメーカーの展示。いろんなメーカーの楽器が沢山、個性豊かにあります。どれもいい音色。私は、ムラマツ18K キーメカ銀を使用しています。今回はオール銀のフルートばかりを試奏してきました。一番気になったのは「Haynes」というボストンにあるメーカーの楽器でした。足にピッタリの靴を見つけた感触です。靴のようにとても買えませんが。。。お昼は藝大学食へ。上手い、何てったってボリューム満点!ハンバーグ、サラダ、大きな五目卵焼き、大きなイカフライ、そしてハムエッグ。それらがワンディッシュに盛られ、そしてご飯。スペシャルランチ、600円!ぺろりとごちそうさま。
  
   四回まわした洗濯機終了。

さて、二日目の夜は私の先生、S先生の演奏。S先生はコンクールの運営委員長をされ、とっても重要なお仕事をしていらっしゃいます。毎日毎日、来る日も来る日も運営のために動かれていらしゃいました。演奏、素晴らしいに決まっています。こんなに忙しいのに、この演奏。尊敬するS先生です。その後、あるメーカーのパーティーに参加し、友人たちと談話、そして、ラリュー先生やアドリアン先生との記念撮影。そして、おやすみなさい。。。
    三日目朝8時頃、一人築地へ。朝から海鮮丼を食す。刺身…いくら、ウニ、サーモン、生タコ…これらに隠れてマグロ、カンパチ(?)。刺身が多すぎて、ご飯が足りない!! 満足、満足!!! 念願の築地市場。お土産にマグロを実家へ送る。さて、上野へ。W.べネット先生中心とした演奏。フルート歴に偉大な功績を残したタファネルについてのレクチャーとコンサート。当然、友人たちとど真ん中、一番前で。タファネルに感謝。帰ったらどれか作品を吹こう。次はクーラウについての講義。またまたS先生の、今度は四重奏での演奏。講義は石原利矩先生。クーラウってピアノを少しかじった事のある方は演奏してますよね。フルートも沢山作品を残しています。私も、クーラウはフルートが吹けると思っていました。違うんですって。いろんな手紙から推測すると、あくまでも収入を得るための手段だったようで、上手く書けたから、出版社から頼まれて書いていたようです。少なくとも、「音階を吹くのもままならない…」と言っているそうです。昔の人物を紐解く事は、本当に面白いですね。この秋、音楽史上四回目、188年ぶりのクーラウオペラが上演されます。もちろんTOKYOのみで。いいな〜。先生の演奏、クーラウ作「グランド・カルテット」。疲れを癒す音色、でも強く、確かな響きに、ただただ酔いしれて聞きました。夜、旧奏楽堂へ、今度は一流プレーヤーのソロコンサート。ロシアのブリアコフさん。まだ歳若い彼の演奏は、目も耳も釘付けになりました。以前、神戸国際コンクール本選で演奏を聴いた事がありますが、今回の存在感はまったく違ったものでした。技術の正確さ、一瞬の隙も与えない演奏は、なのに優しく、今回一番好きになった奏者です。これからも彼の演奏に注目してゆきたいです。次はF.レングリ氏の演奏。さすが。拍手しすぎて手が痛い。そして、NHK交響楽団主席奏者、神田寛明氏。初めて、念願のソロ演奏が聞けました。感無量。聞けた事が嬉しくて嬉しくて。でも、演奏合間の目が相変わらず恐かった( ̄▽ ̄)  そしてまたまた、あるメーカーのパーティーへ。でも、すでに始まっていたため、何もなく、ワイン片手にまたまた皆で談話。ブリアコフの写真撮影できた!ムフフ、宝物。W.べネットさんとも写真撮影。「君は…かおりだったか?」なんて聞かれ、完全に誰かと間違えられてしまい、違いますよ〜kyokoです。なんて会話を。今日はとっても幸せです!なんて言ったら、とっても喜んでくださいました。そんな話をちょうど会場にいらしてたS先生に話したら、「それって、間違えたんじゃなくて、口説きの方法なんじゃないの〜!?」なんて言われました。でも、嬉しい。困ったもんだ、楽しくて仕方がない。みんなでラーメン食べて帰りました。
   あっという間に最終日、四日目。午前中、国立西洋美術館でイタリア絵画「パルマ」展。ルネサンス期、16世紀後半から17世紀バロック期の絵画です。すごく惹かれていました。毎日気になっていました。やっと見学。一番好きな様式かもしれません。もっとゆっくり見たかったです。女性の肌、着ている洋服の生地、光と影の描写方法がどれも印象的で、本当に美しかったです。そしてまたフルートの世界へ。13時半から今注目の奏者のコンサート。今回はオーケストラとの協奏曲のひととき。その後1時間ほど休憩あり、コンクール表彰があり、いよいよファイナルガラコンサート。ああ、来て良かった。。。新幹線へ。さようならTOKYO。またくるね。
    
    さて、初日のコンクールについて。今回受けてみました。全然吹けませんでした。大学を卒業し10年は経ちました。何も変わっていませんでした。何も変われませんでした。自分に何を期待したのか。何を今まで吹き、何を練習したのか。残念です。どうも自分を好きになれません。ただ、コンクールに参加した事で、こうして感じ、考えられた事はよかったです。でも、コンクールに出なくてはわからなかったのか?それも問題かもしれません。
 
   最後に、芸術はもっともっと面白い。私はもっと感じたい。そして伝えたい、待っているみなさんのもとへ・・・

   今、13:59・・・

2007.08.14

ハンス・ホールベック

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ご存じですか「ハンス・ホールベック」。美味しい、美味しいドイツウィンナーのお店です。TVどっちの料理でしょう(?)などなどにも登場したそうです。なんと、私の友人の旦那様がここの職人さんなんです!早速、ウィンナー到着\(^0^)/  即日いただきました。ジュ〜シ〜!!!言うことなし(☆_☆)  家族で美味しくいただきました。そして、朝もスクランブルエッグといっしょに(^_^) P1010053
『ハンス・ホールベック』ホームページ  http://www.hanshohlweck.com/

さてさて、この美味しい出会いのあと、私は夏風邪をひいてしまい、病院通いでした(T-T) あまりエアコンをつけていないのですが、私は扁桃腺が弱く、どうやら扇風機でやられてしまいました(ー_ー)     今は復活!! 明後日木曜日から日曜日までフルートコンベンションin東京へ行ってきます。初めての東京連泊。でも、朝から晩までフルートフルートフルートフルート・・・・・・・多分どっこも行けません(><)  ずっと上野にある東京芸術大学近辺にいます。でも、ワクワク。楽しみ。ウキウキ。楽しみ。演奏会を聞くだけではなく、公開レッスンの聴講、フルートに関する講義などなど。お盆あけのレッスン、楽しみにしていてくださいね〜。ブログも(^0^) では、ちょっと気が早いですが、行ってきま〜す。。

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